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投稿日:2024.12.19
地方では少子高齢化や、東京圏への人口流出により地方の人口減少が起こっているなどの問題を抱えています。そういった問題に歯止めをかけようと、多くの地域では町おこし・地域活性化としてさまざまな取り組みが行われています。
当記事では、日本全国の自治体で行われた町おこしの取り組みの中でも、成功したとされる事例を7つ紹介します。
町おこしとは、地域人口増加や経済活性化を目的として行われる取り組み・活動を指します。地域の自然や文化を活用し、観光産業やイベントを通じてその魅力を発信することで、人々を地域に呼び込みます。「まちおこし」「村おこし」「地域おこし」といった言葉もよく使われ、地方創生・地域創生の一環として注目されている取り組みです。
町おこしの背景には、少子高齢化や都市地域への人口流出があります。地方では若い世代が減少し、高齢者も減少する状況に直面している状況です。結果として、地域経済の縮小や生活サービスの低下といった問題が発生し、地域社会の存続そのものが危ぶまれるところもあります。
町おこしの成功により、観光客の増加や雇用創出、経済活動の活性化が期待できるでしょう。また、新しく移住者を呼び込み定住者増加につながれば、少子高齢化による人口減少を抑え、持続的な発展が見込まれます。生活サービスの維持やインフラ向上にもつながり、住みやすい地域づくりに貢献する取り組みです。
過疎地域の問題やさまざまな町おこしの取り組み情報は、以下のページでも詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。
日本では多くの地方で、町おこしを目的としたイベントが数多く開催されています。以下では、町おこしの中でも成功に至った事例を7つ紹介します。いずれの取り組みもその地域ならではの課題や特性に基づいているため、似た問題を抱えているところの事例は大いに参考になるでしょう。
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青森県田舎館村では、田んぼをキャンバスとして稲で大きな絵を描く「田んぼアート」に取り組んでいます。7色12種の稲を使用した芸術性の高さが話題を呼んでおり、年間30万人の集客に成功しました。地域の農業に触れる稲刈り体験ツアーも実施され、村民や地元大学の学生が協力し地域全体で盛り上げる工夫がされています。
青森県田舎館村は、基幹産業である農業後継者の不足が地域課題となっていました。しかしこの取り組みは、観光客の増加だけでなく、地域コミュニティの強化や農業への関心を高める効果をもたらしています。
静岡県沼津市は、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となったのを契機に、観光資源としての活用を進め、地域活性化を図ることになります。特徴的なのが、市内各地にアニメキャラクターの装飾を施した点です。
沼津市では、中心市街地の衰退と若者の流出が問題となっていました。しかし、ファンを中心に多くの観光客を集める結果となり、商店街が活気を取り戻すなど地域経済に大きく貢献しました。また、地域住民とファンの交流イベントの開催によって地域に対する愛着も湧くなど、観光と地域活性化の好循環が生まれています。
新潟県の十日町市と津南町を中心に開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、地域資源を芸術で活用した町おこしの成功例です。200以上のアート作品が広大な里山に点在し、芸術を通じて地域の魅力を発信しています。
この取り組みは、過疎化に直面していた地域に多くの観光客を呼び込み、地域経済活性化や住民同士の交流の機会を生み出しました。また、空き家や廃校をアート作品として再生利用することで、地域資源の有効活用も推進しています。
長野県阿智村は「日本一の星空」として知られ、その美しい星空を観光資源として活用することで地域振興に取り組んでいます。阿智村は夏の観光客が少ないという課題を抱えていました。そこで企画したのが、星空を生かした「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」です。
スキー場のゴンドラを活用し、夜空を楽しむエンターテインメント型のツアーを提供しています。この取り組みによって年間13万人の観光客を呼び込み、地域ブランドとしての地位を確立しました。自治体だけでなく、地域住民と観光事業者の協力もあり、異業種交流や新たな雇用創出にも成功しています。
高知県伊野町では、特産品である「不織布」を使って作ったこいのぼりを仁淀川で泳がせる「仁淀川紙のこいのぼり」イベントを開催しています。この祭りは、「伊野町100周年記念事業」の一環として、子どもの健やかな成長を願う目的で始まりました。
地元住民の協力によって毎年300匹のこいのぼりが仁淀川を泳ぎ、多くの観光客を魅了しています。また、手すき和紙体験やスタンプラリーなど、地域の魅力を発信する取り組みも行われ、祭りを通じて地域コミュニティの結束と次世代への継承が図られているのが特徴です。
長崎市で毎年2月に開催されているのが、中国の旧正月を祝う「春節祭」を発展させた「長崎ランタンフェスティバル」です。期間中、市内各地に約15,000個のランタンが飾られ、幻想的な光景が広がります。
期間中は皇帝パレードやランタン作りのワークショップなど、さまざまなイベントが催されており、国内外から多くの観光客が訪れています。2024年には17日間で121万人の来場者を記録し、地域経済の活性化と地域文化の発信に成功しました。このイベントは長崎市の冬の風物詩となり、地域の魅力を高める大きな役割を果たしています。
沖縄県伊平屋村では、美しい海岸線を楽しみながら夜に走る「伊平屋ムーンライトマラソン」を開催しています。このマラソンは気温が下がる夕方から夜間に行われるため、初心者や女性ランナーにも人気があります。
全体的に起伏の少ないコース設定のため、参加者は夕日から満月に変わる美しい景色を楽しみながら伊平屋島の自然の魅力を体感できます。また、島民の温かなもてなしのもと、島の伝統芸能や郷土料理を楽しめる点も参加者に好評です。このイベントにより、観光客の増加と地域の活性化が図られています。
タカラッシュでは、地域活性化に貢献する宝探しや謎解きイベントを数多く手掛けています。タカラッシュが選ばれる主な理由を以下で紹介します。
以下では、タカラッシュが手掛けた地域活性化成功事例を3つ紹介します。
国東市で初の観光と宝探しを融合させた企画で、参加者が六郷満山をはじめとする市内の観光名所を巡りながら宝を探すことで、地域の歴史や文化へ自然に触れられるようになっています。
また、タカラッシュは地方だけでなく都市部でも町おこしに取り組んでいます。その一例が、秋葉原で開催されたアニメ「STEINS;GATE」とのコラボレーションによる謎解きイベントです。
AR技術を活用したこのイベントは、秋葉原の街を巡りながら物語の世界観を体験できるもので、アニメファンだけでなく幅広い層に支持されました。
秋葉原にて、「人気IP×AR技術」と謎解き体験がコラボ!>>
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町おこしとは、地域の人口増加や経済活性化を目的として行われる地域活性化活動のことです。多くの地方では町おこし、地域活性化を目的としたイベントが開催されており、その中には多くの観光客を呼び込むことで、地域コミュニティの強化や商店街の活気改善などの効果を生み出した地域もあります。成功事例を知り、ぜひ町おこしのヒントにしてください。
また町おこしをするにはイベントのアイデアだけでなく、実際に開催する際に「どのようにイベントを進めていくのか」といった点も知っておく必要があります。以下では、町おこしを企画し実施するまでの流れやポイントを紹介しているため、合わせてご覧ください。
実際に町おこしを実施しようとしても、その土地の魅力を生かした企画が分からなかったり、理想はあってもどのように進めればよいのか分からなかったりすることもあるでしょう。タカラッシュでは地域の魅力を生かした宝探し・謎解きイベントを提案・開催しています。町おこしイベント開催を企画されている方は、まずはお気軽にご相談ください。
タカラッシュでは20年以上のイベント実施実績で培ったノウハウで、町おこしや地域活性などさまざまな課題を解決しています。詳細を知りたい方やご相談がある方は、イベント内容がまだ具体的に決まっていなくても、お気軽に以下のお問い合わせフォームをご利用ください。
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